おばあちゃんの化粧品
エスティーローダの口紅を買ったときにずっと気になっていたこと。
おばちゃんの化粧品道具が収納されている洗面台の棚の中。
認知症もひどくなってきて、本人は化粧したいような、もう自分ではできないからと諦めているような。
Diorやエスティーローダのからっぽの口紅を見ては心苦しかった。
84歳のおばあさんが化粧なんてしなくていい
って思う人もいるかもしれない。
でも、口紅を指ですくって最後の最後まで使ってあったのを見ると、やっぱり外出するときくらいは口紅やおしろい(ファンデーション)なんかがあれば喜ぶんじゃないかな、と自己満足だけどそう思った。
足が悪いおばあちゃんを名古屋まで連れ出し、デパートに連れて行くのはわたし一人では無理だなと思ったので近くの化粧品売り場のあるスーパーを選んだ
認知症が進む前まではプライドの高い人だったから、以前なら百貨店じゃなきゃ嫌だっただろうし、前回の日記は百貨店に行こうとしてた。今だからこそここだ…!って思えた。
購入したもの:資生堂
国内化粧品会社なら、希望に叶う化粧品が購入可能だと思った。
店員さんがわたしから見た「おばあちゃんにできること」をくみ取って商品を勧めてくれた。
奥様方が使うライン PRIOR
・シミが気になるので美白成分のある 別ラインの化粧水
(シミが完全に消えずとも気休めでも◎)
・同じラインの化粧水
・春になったので PRIORから出ている日焼け止め
(美容成分も入っていて乳液と同じ効果がある)
・PRIORのファンデーション
・PRIORの口紅
(店員さんが勧めてくれた中から落ち着いた色を選んだ)
・PRIORの石鹸
(クレンジングは使えないと相談したらクレンジングもできる洗顔石鹸があって安心)
メイク落としのできる固形石鹸、これが一番うれしかった!
それに店頭で化粧をしてもらい、ずっと本人が気になってたシミが隠れたことや、
ファンデーション、口紅、ほほ紅を塗ってもらったことによって
とても表情が明るくなったことがわたしにとってもとても嬉しいことでした。
店員さんが朝と夜と使う順に番号を振ってくれたことや、
介護施設訪問も事業として行っていることをきいて、やっぱり女性は何歳になってもお化粧をすると表情が明るくなったり、綺麗になった自分をみてうれしくなるはずだよな、と目頭熱くなりました。
店員さんも一緒に喜んでくれて嬉しかった〜〜。
帰宅するころには「今日なんで買い物にいったんだっけ?」と
すっかり記憶が消えてたけど、自己満足でもおばあちゃんが嬉しだったことはわたしが覚えてるので良かったような気がします。
資生堂の店員さん、本当にありがとうございました。